探偵と魔法使いの話、対話式あとがき

前回のこれのキャラクターとの対話式あとがき。とにかく対話式あとがきが書きたかった。

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「みなさんこんにちは、管理人代理です」

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「どうもこんにちは、探偵助手兼魔法使い、ポム子ちゃんです」

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「一応、あとがきなので読んだ前提で書きます。えー、探偵と魔法使いの話、どうだったでしょうか?タイトルは書いたはいいもののいいタイトルが思いつかなかったのでこんなになりました。もし、少し楽しんでいただけて、人生の貴重な時間をこれを読む時間に消費してしまったことを後悔しないでいただけたのなら幸いです」

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「あの、一応向うにもあとがきっぽいのがついてなかった?"四月馬鹿達の宴というフリーゲームをプレイしたのでその記念に書きました。"ってやつ」

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「だって対話式のあとがきが書きたくなったんだもん」

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「書きたくなったのなら仕方ないね。それでこれはそのゲームとどういう関係があるの?二次創作だったりするの?」

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「いや、一次創作だね。インスピレーションを受けた先?色々と物語と忘却を巡る物語っていう点は同じなので、ゲームに対する僕なりのアンサーとして書いた、って感じかな。あと探偵と魔法使いも出てくるし」

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「なるほど」

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「あとまあ、二つ下くらいの記事を読むと分かるんだけど最近リレー小説という遊びに誘われたんだけど、空気読まずに37,000文字くらいの長文を書いちゃってさ」

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「うわ長いー。これ最終的に他参加者全員が書く文章よりも長くなるんじゃない?」

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「うん……。(これでも色々省略したから本当はこの1.5倍くらいの量書きたかったけど)
で、これまで長さって意識したことなかったんだけど流石にちょっと反省したので、次は8,000文字くらいに納めるつもりで書いてみよう、っていう目標を立ててたところで、フリーゲーム一本クリアして感動したのでそのテンションでばーっと書いてみた感じ」

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「文字数は……9,700文字くらい。目標の1.2倍くらいなら目標達成できたって感じなのかな?」

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「うんまあ、賞に投稿するとかレポートとかじゃないしね、これくらいなら目標範囲内じゃないかな。8,000ってなんの根拠もない数字だしね」

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「でも読み返してみるとちょっと駆け足っぽいかも」

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「そだねー、8,000文字くらいで終わる物語を考えたっていうより、なんとか8,000文字くらいに納めたって感じ」

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「それで、内容については?」

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「うーん……って感じかな?」

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「うーん……って感じなんだ」

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「元々、"なんか意味ありげでゆるふわな寓話っぽい話にしよう!"っていうのがあって、"探偵と魔法使いをだそう"とか"《物語》という登場人物をだそう"とか"物語の最初の嘘は物語には力があるという嘘とかどうだろう"とか要素要素だけ思い付いててそれをどうにかこうにか繋げて作ったんだけどさー」

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「うんうん」

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「言うほど、意味ありげでゆるふわっぽい雰囲気にならなかったんだよね。なんか評論っぽい文章を間間に挟んじゃったし」

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「あー……なってないかも」

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「それだけなら本来想定してたものと違うものができたってだけでいいんだけど……。構造的に"寓話っぽい物語""評論っぽい文章"を交互にやる構造じゃん?その温度差をはっきりとさせるためには"評論っぽい文章"をもっとリアル寄りにするべきだなー、と書いてて思ったんだけど……」

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「なにか問題が?」

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「いや、わかる人が読めば自明なんだけどこれ某団体の某事件がモデルなのね?でー、僕その事件に対してろくに知識も興味もないし、気軽に触れていいようなものでもないのでこれ以上リアル寄りにしちゃいけないな、って」

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「あー、そこ日和ったんだ。しかも、それで全力で遠ざかったわけじゃなくて、わかる人が読めば自明なんだ」

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「たはは……」

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「逆に自分でいい出来だなー、って思うところは?」

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「それは君だよポム子ちゃん!」

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「え、私?」

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「正確にいえばポム子ちゃんの見た目。これはよくできたと思う。これキャラクターなんとか機ってうソフトで作ったんだけど、探偵秘書をイメージしたブレザーと落ち着いた外見と魔法使いをイメージした黄色く光る目ですっごくよくできてると思う。
ちなみに、《物語》も同じ瞳の色をしているのは意識的にやってます」

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「あ、見た目の話なんだ」

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「正直、この見た目はかなり気に入ってるので僕とポム子ちゃんの過去話をもう一作書こうかと考えるレベル。元々、フタコイオルタナティブの影響で、探偵とその助手の少女っていう組み合わせはかなり好きだし」

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「ふーん、他には?」

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「あとは、"探偵に憧れたのは頭のよさだけで生きていくという物語が何も持たない子供には都合よかったからだ"って言ったあとに、ああいう終わらせ方するのは、僕みたいな中高生の時に講談社ノベルスに傾倒した人の一部には何か思うところとかないかなー、って」

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「あ、そうなんだ。あの文章を読むごくわずかな人の中にたまたまそういう人がいて、しかもその人が何か思うところがある人だったらいいね」

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「たはは……。けっこう終わらせ方は気に入ってるんだけどね」

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「終わらせ方気に入ってるのにこんな酷い蛇足を書くんだ、へー」

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「あー、うん。終わらそっか」

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「それがいいと思う」

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「それではみなさんここまで読んでくれてありがとー。しーゆー」

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「しーゆー♪」